井上雅彦監修『異形コレクション〜ロボットの夜』

買い置きがまだあるのですよ。
ジャンルとしてのホラーや幻想に拘泥せずに「異形」と銘打っているだけあって、今作は良質のSF短編の収録が多く、古巣に帰った様な喜びが味わえました。
石田一『夜のロボット』、眉村卓『サバントとボク』、岡本賢一『LE389の任務』、特に後者二本は感涙の出来映え。ホラーとしてはあんまりはしゃげないのが残念です。平山さんはもしかしたらミステリ嫌いなんじゃないのかなあ。

ロボットの夜―異形コレクション (光文社文庫)

ロボットの夜―異形コレクション (光文社文庫)